Event 自然栽培から学ぶ 自然と調和した暮らし - GO▶︎ganic|つなげよう、有機農業の輪
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「持続可能な農業」というと、少し遠い世界のことと感じてしまいませんか?

本来、自然にはない「不自然」なものごとをなるべく避け、 自然に順応・調和して暮らすことで、 心と体にストレスを与えず生活をスムーズに楽しめる。そんな生き方を提唱している方がいます。

 

本講演では『ハーモニック・ライフスタイル』の著者をお招きし、 自然と調和した暮らしの取り入れ方について、「自然栽培」という農法を基に紹介します。

 

自然と調和した「持続可能な農業」を、より身近に感じてみませんか?

 

少しでも関心がある方のご参加を企画・運営する江津市有機農業推進協議会とGO-ganicワーキングチーム一同お待ちしております。ぜひお気軽にご参加ください。

 

第1部は貴重な講演会、第2部は場所を飲食店に移し、イベントの感想や意見交換、これからの江津の有機農業と自然栽培についてみなさんと意見交換していきたいと考えています。(参加費は第一部は無料、第2部は有料&事前申込制となります。)

【開催概要】
2024年12月14日(土)
参加費
第1部:無料
第2部:3,000円(要事前申込)

 
〈第1部〉

場所|パレットごうつ ホール
●主催者挨拶 13:35-

反田 孝之 氏(江津市有機農業推進協議会)

基調講演|河名 秀郎 氏(株式会社ナチュラル・ハーモニー 代表取締役社長)

●江津市からのお知らせ 16:00-

湯浅 桂子 氏(江津市農林水産課)


〈第2部〉
場所|風のえんがわ
時間|18:00-

●意見交換・交流会
※有料・事前申込となります

基調講演

河名 秀郎 氏

Hideo Kawana
株式会社  ナチュラル・ハーモニー 代表取締役社長

1958 年 東京都生まれ。國學院大學卒業後、自然食品店に就職するも、大自然と調和する生き方を自らの肌身で感じるために1年間千葉県の自然栽培農家に住み込みしながら農業修行を行う。

1985年に自然栽培の野菜を広めようと移動販売を始め、東京都世田谷区に3坪ほどの八百屋を開店し、ナチュラル・ハーモニーを設立。自然食品店、自然食レストランの経営、自然栽培・天然菌醗酵食品の個人宅配などを展開している。生産者や消費者に向けたセミナーでは、大自然を師と仰ぐ生き方・暮らし方の普及に力を注いでいる。

著書に「ほんとの野菜は緑が薄い」「ハーモニック・ライフスタイル」など。

 

河名秀郎氏のメッセージもこちらよりぜひご覧ください

【お知らせ】
・申込締切は『第1部:令和6年12月11日(水)』まで、『第2部:令和6年12月4日(水)』とさせていただきます。
・お申し込みはスマホから(QR)、FAX、お電話にて受付しております。詳しくは上部チラシをご覧ください。
・筆記用具やノートなどご持参ください。
・講演中の音声録音、スマホやカメラでの録画などはご遠慮ください。
・その他、都合により掲載内容を変更する場合がございます。ご了承ください。

イベントレポート

 

自然栽培全国普及会会長の河名秀郎氏を招き、自然栽培の理論と、そこから学べる調和した暮らしの在り方について語ってもらいました。

 

目的:
当地では平成29年度にも河名氏の講演会が開催され、多くの反響を得ました。そしてそれをきっかけにして自然栽培の連続講座が開催されることとなり、自然栽培への理解が深まりつつあります。そこでその流れをさらに後押しするということ、さらにはこの栽培から得られる理論が暮らしや健康に直接活かすことができるという奥行きの広さを、ぜひ多くの人に知ってもらいたいと、この道の第一人者ともいえる河名氏を再び招きました。

 

詳細:
講演に先立って、これから当地をリードしていく拠点として期待される「あさりの杜」に河名氏をご案内しました。 講演は70名弱の参加者があり、自然栽培の原理、普通の有機栽培との違い、自然栽培だからこそ活かせる暮らしや健康の在り方や考え方などについて、2時間に渡って耳を傾けました。 

質疑応答も活発に行われ、最後に島根有機農業協会の松本理事長から「有機肥料を使う栽培では防げなかった虫害が自然栽培で防げた。これからは自然栽培で間違いない。」との力強い意見もありました。

 

所感:
あいにくの悪天という事情はあったものの、チラシを市内全戸に配布して告知した割に、思ったほど足を運んでいただけなかったのが残念でした。 流行型の有機栽培とも一線を画す自然栽培の理論は、とかく現代人の常識とかけ離れているため、「科学的」ではない人、つまり「科学主義的」な人にはなかなか受け入れられないし、たとえ受け入れられても次第にこれまでの常識に引きずられてしまって簡単には定着しません。それだけに、受け入れられる人を発掘するという意味でもっと多くの人に参加してほしかったところです。 しかしながら自然栽培は、ここから学べる世界観も含めて間違いなく50年先の主流になると私は思っていますので、どこの地域にも先行するくらいの気概で、しかしながら自然の速度でゆっくりと着実に、この普及を目指していければと思います。

 

今後の予定:
講演会の録画映像の活用が認められたので、折に触れての活用策を検討していきます。 またこのたびの講演内容は自然栽培の世界の1割にも満たない「触り」に過ぎないため、より深く理解しハブ的な存在になってもらえる人向けの詳しい講座が、機を見て開催できればと思います。

 

文:反田 孝之(GO-ganic ワーキングチーム)