海、山、川と自然豊かな江津市では、環境保全や生物の多様性の確保はとても大事と考えています。また、本市は中山間地域が多く、地域によってはスケールメリットを生かした農業より、少量多品目・希少性のある作物当、付加価値の高い農業を目指す方が優位性があると考え、その一環として有機農業の推進に力を入れています。
中村 中
Ataru Nakamura
(江津市長)
近年では、健康や環境保全に意識の高い人やU・Iターン者を中心に「農のある暮らし」に関心が高く「地域自給を基本とした有機農業」の参入希望者が増えています。世界的にも国内的にもこの流れが加速していますが、江津市もいち早く自然循環機能を維持した「持続可能な農業」を目指して有機農業を推進し、自然との共生を目指します。
中村 中
Ataru Nakamura
(江津市長)
農業者のみならず事業者や地域内外の市民を巻き込み地域ぐるみで有機農産物の生産拡大や有機農業に携わりたい人に向けた多様な受け皿の確保、仲間づくりやふるさと愛を育むための食農教育などに取り組み、江津市からオーガニックな暮らしを発信していくことを目指し、ここに「オーガニックビレッジ」を宣言します。
中村 中
Ataru Nakamura
(江津市長)
江津市の学校給食における地場産食材の供給の現状は、米については100%ですが、野菜類については35%程度で、その内、有機農産物は約7.4%(重量ベースでは約2.1t)です。今後の目標としては、学校給食の食材における有機農産物の割合を高めていきたいと考えています。
桜江地区(有機JAS認証3経営体、エコファーマー11名)及び山ノ内地区(有機JAS認証1経営体)に有機農業の一定のまとまりがあることから、団地化の中心的地区と考えられています。有機JAS認証取得面積57ha、特別栽培米生産面積42.8haのうち、有機米の有機JAS認証面積の拡大を目指すとともに、江津市の有機農業の拠点となる生産団地の育成にも取り組んでいきます。
各地の定住相談会に参画し、新規就農者の確保育成に努めています。相談者のうち約7~8割の方が、有機農業に興味を示しているとことからも、育成・確保を一層推進していく必要があると考えています。併せて有機農業の生産面積の拡大はもとより、生産品目数の拡大や江津市の特産品目を増やしていくことにも取り組んでいきます。
江津市における有機JAS認証取得状況は、桑14 ha、大豆6.7 ha、水稲5 ha、もち麦3 ha、えごま2.5 ha、大麦若葉2 ha、葉物野菜1.4 ha、ごぼう0.4 haなど、総面積は約57 haであり、その販売先は地域内をはじめ近隣県や加工品等は県外へも取り引きされています。品目の特性に応じた販路の確保とその拡大が必要不可欠であると考えています。
桑・大麦若葉・唐辛子・にんにく・生姜などは江津を特徴づける農産物でもあり、健康食品素材の六次産業化に活用されています。有機農産物の加工品開発などを引き続き行い、価値を高ながら江津独自のブランドづくりに向けた取り組みを推進していきたいと考えています。
遊び心溢れるマルシェイベントをはじめ、有機農業実践講座の開催や市民団体主催による各種イベントが実施されています。有機農業やオーガニックをベースにしたコミュニティづくりを行なっています。今後も、仲間づくりにつながる取り組みを積極的に推進するとともに、その活動が移住(定住)にもつながるような活動をしていこうと考えています。
自然に身を置き、土に触れ、豊かな感性を育てる教育の一環として、小学校5校・中学校3校で農家との交流事業を展開しています。高等学校や幼稚園、保育所も含む関係機関(者)と連携して交流事業の拡充を図り、学童農園の設置を推進し、ふるさと愛の醸成・情操教育・食育活動を活発化したいと考えています。
GO▶︎ganic Festa! 2024の開催直前に運営メンバーによるメッセージによるプロモーションムービーです。さらに素晴らしい店舗も集まり、ステージ企画も一新。2024年5月25日(土)いよいよ開催です。
映像は2022年5月にNAO FARMの農場で開催された「ごうつオーガニックフェスタ ~菌ちゃんまつり~』のもの。中心メンバーのコメントとともにGO▶︎ganic Festa!の開催に向けて準備を進めてきました。
2023年9月30日(土)@菰沢公園にて開催。市内・市外からコンセプトに賛同してくださったたくさんのお店が集まりました。今回より会場を菰沢公園に移してGO▶︎ganicのプロジェクト発足とともに気持ち新たに開催です。
『オーガニック』を知り、考え、楽しく学ぶための映画上映会です。トークイベントやミニマルシェも同時開催しています。カフェやホールまで様々なところで企画していきたいと考えています。